十愛療育会の理念に基づき、「利用者の笑顔を第一に」考え、優しく安全で質の高い医療・福祉を提供します。
「医療に支えられた、うるおい豊かな生活の場」
個別性・自立性を大切にする入所生活を目ざし、国内初の本格的ユニットケアと、潤沢な日中活動を行います。重症化・高齢化への対応には、様々な先駆的かつ苦痛のできるだけ少ない医療ケアを整え、どんなに重い障害があっても、ご本人とご家族が望む暮らしを実現します。また、地域社会の中で協力しながら生活できるよう、地域社会との交流を大切にし、「医療に支えられた、うるおい豊かな生活の場」を創ります。
- 1 人権と命の尊厳を大切にします。
- 2 安全で質の高い医療・福祉を行います。
- 3 ご本人の自立性と家族の絆を支援します。
- 4 地域の医療・福祉機関や市民の皆さんと協力しあいます。
- 5 高い技能と倫理観を持つ心豊かな人材を育成します。
センター長 | 根津 敦夫センター長挨拶 |
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所在地 | 〒234-0054 横浜市港南区港南台四丁目6番20号 Tel 045-830-5757 Fax 045-830-5767 |
開設日 | 平成28年(2016年)6月1日 |
定員 | 160人(長期入所144人、短期入所16人) |
構造 | 鉄骨造 一部鉄筋コンクリート造 地上3階建 (延床約13,000㎡) |
事業 | 長期入所(医療型障害児入所事業、療養介護事業) 短期入所 (重症心身障害児者対象) 外来診療(神経小児科、神経内科、耳鼻咽喉科、整形外科、歯科、精神科(学童思春期)、リハビリテーション科、その他特殊外来(摂食嚥下外来、脳性麻痺のボツリヌス治療外来、てんかん外来)) 相談支援事業 |
長期入所・短期入所
重症心身障害児者の方が、長期又は短期で入所します。医師をはじめ看護師、生活支援員、医療従事者が日常的な生活支援を行います。
外来診療
障害児者の医療機関として、外来診療を行います。
リハビリテーション科では、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、臨床心理士等の専門職が支援します。
相談
障害児者と家族の相談支援を行います。
地域交流
地域の皆様との交流を進めるために、交流ラウンジ(施設1階)や多目的ホールを利用し、音楽会やイベントなどを実施します。
横浜医療福祉センター港南にご関心をお持ちいただいた皆様に、一言ご挨拶を申し上げます。
当センターは2016年に開設しました。開設以来職員一同は、横浜市における重症心身障害医療・福祉の要(かなめ)にならんと日々弛まず研鑽を積み重ね、お陰様で皆様に信頼される施設へと少しずつ成長を続けております。2022年からは160床すべてを運用しており、皆様のご要望にお応えすべく常に気を引き締めて業務しております。
当センターは、「重症心身障害児者施設(医療型障害児入所施設32床+療養介護施設128床)」と、小児期発症の慢性神経疾患(脳性麻痺、発達障害、てんかん等)をもつ方々への「専門クリニック」の2部門から成る160床の医療福祉施設です。私達は、重症心身障害医療・福祉における横浜市の中核的施設として、「利用される方々の笑顔を第一に」考え、皆様の視点に立った在宅支援と入所ケアを提供しております。また、専門クリニックでは、安全性と有効性が十分に検証された専門医療ときめ細やかな医療福祉相談を通じて、幼少期から成人期までの生涯にわたり、皆様が健康で安心した人生を送れるよう支援しております。
私達の重症心身障害児者施設は、個別性・自立性を大切にする入所生活を目ざし、同様の施設としては国内初の本格的小規模ユニットケアと、潤沢な日中活動を行っています。重症化・高齢化への対応には、様々な先駆的かつ苦痛のできるだけ少ない医療ケアを整え、どんなに重たい障害があっても、ご本人とご家族が望む暮らしを実現します。また、地域社会との交流を大切にし、「医療に支えられた、うるおい豊かな生活の場」を創ります。
私達の専門クリニックは、重症心身障害医療、脳性麻痺へのボツリヌス治療、神経発達症(自閉スペクトラム症、ADHDなど)や難治てんかんへの薬物治療、染色体異常症の健康管理を中心に、それらの特性を知る小児神経専門医とてんかん専門医らによる、「生涯一貫した診療」が特徴です。小児期から対応する充実したリハビリテーション部門では、理学・作業・言語療法、摂食嚥下訓練、感覚統合療法、音楽療法、臨床心理相談、ペアレント・トレーニングなどを行っています。また、整形外科、皮膚科、歯科、精神科、体調不良の際の救急外来もありますので、ぜひ幅広くご活用下さい。
私達のこれからの課題は、地域の皆様に愛される施設となり、障害をもつ方々や要介護の方々が安心して住み慣れた地域で暮らせるように、在宅支援の医療福祉サービスをさらに充実させることです。センター港南をご利用頂いている皆様の想いや可能性の実現は、私達の大きな喜びでもあります。私達職員一同は、皆様の明るい未来を信じ、皆様と共に悩み、一緒に努力を重ねていく所存です。これからも末永く、あたたかいご理解とご支援を戴けますよう、心よりお願い申し上げます。
2024年6月吉日
主な経歴
1984年 | 横浜市立大学医学部卒業 |
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1984年 | 神奈川県立こども医療センター研修医 |
1986年 | 横浜市立大学医学部小児科学教室入局 |
1991年 | 横浜市立大学医学部附属浦舟病院小児科助手 |
1998年 | University College London Institute of Neurology MRC Human Motor and Balance Unit, Research Fellow |
1999年 | 横浜市立大学医学部附属浦舟病院小児科講師 |
2005年 | 横浜市立大学附属市民総合医療センター小児総合医療センター准教授 |
2008年 | 横浜療育医療センターセンター長 |
2016年 | 横浜医療福祉センター港南センター長 |
所属学会
専門医資格
役職
主な著書紹介
小児痙縮・ジストニア診療ガイドライン2023
プロフィール
座右の銘は、
「なせば成る なさねば成らぬ 何事も
成らぬは人のなさぬなりけり」 上杉鷹山公
ですが、なにぶん鷹山公ほど忍耐強い性格ではなく、多分にせっかちな性分のため、
「Festina lente! (悠々と急げ)」 アウグストゥス
「Study to be quiet.(穏やかなることを学べ)」アイザック・ウォルトン
の2つも忘れないよう心がけています。